潮が速い? [成栄丸]
【2013.04.22】
船釣りで仕掛けを降ろすと、ラインが斜めになりまくって釣り辛いときがある。
ジグやカブラなどの巻き物では、最初からもしくは1回目のリトリーブの後のフォールでボトムが取れないことがある。
とても釣り辛い状況だ。
その原因として「潮が速いから」と言う声が多々聞こえるが、このことが以前から疑問だった。
昨日の権現崎もまさしく釣り辛い状況だった。
最初の流しのときの船が流れる速さは1.5~2ノット。
けっして遅いわけではないが、極端に速かったわけでもない。
では、なぜ釣り辛かったのか?
それは、船の流され方にあると考えています。
船が流される大きな要因は『表層の潮の流れ』と『風』。
では、『風』の影響を無視して『表層の潮の流れ』だけで考えてみます。
船が『表層の潮の流れ』に乗って流されているとき、次の3通りの場面をどのように考えますか?
①ラインは船の進行方向と逆側に斜めになっている
②ラインはほぼ垂直になっている
③ラインは船の進行方向に斜めになっている
特に②が考えやすいでしょうか?
②の場合、「潮が動いていない」と思いますか?
このとき船が流される速さが0ノットに近ければ「潮は動いていない」と判断できますが、
仮に1.5ノットで流されていればどうでしょうか?
ジグやカブラ、そしてラインも潮に流されます。
であれば、②の場合は、表層の潮の速さと下の潮の速さが同じくらいだと考えられるでしょう。
③は表層の潮の速さより下の潮のほうが速いということになり、①はその逆になります。
原則として、摩擦の関係で、ボトム付近の潮は表層の潮より遅いですから、
①の場面が最も多くなるはずです。
次に『表層の潮の流れ』を無視して『風』だけで考えてみます。
これは単純明快で、船が風に流されればラインは船の進行方向と逆側に斜めになります。
上の①です。
風が強いときシーアンカーを入れるのは、風で流される速さにブレーキをかけるためです。
ちなみにシーアンカーやスカンパーを使えば、船首が風上になるので、ラインは船首方向に斜めになります。
実際の海の上では『表層の潮の流れ』と『風』の両方の影響を受けます。
たまにありますが、風が強いのにシーアンカーを入れている船が風に向かって進んでいくことがあります。
こんな場面は、風の力より表層の潮の流れの力のほうが強いときです。
昨日の権現崎では、船を立てたときもありますが、シーアンカーを入れて流したほうが多いです。
表層の潮の流れる方向と風の方向が同じような感じだったので、船は両方の影響をもろに受けました。
で、ラインは船首方向に斜めになりまくり・・・・。
前述のように最初の流しでは、船が流される速さは1.5~2ノット。
であれば、下の潮は表層の潮に比べて極端に動いていなかったと考えられると思います。
なので、成栄丸は、昨日の釣り辛い原因は「潮が速かったから」ではなく
「船が流される速さより、下の潮が極端に遅いor動いていないor逆だったから」と考えています。
ちなみに2回目の流しでは、船の流される角度が沖側に変わり、速さも2ノット以上になったので、
より一層釣り辛くなってしまっていました・・・・。
魚の活性は、その魚がいるレンジの潮の速さの影響が大きいはずです。
成栄丸は、船の流され方とラインの出方から、下の潮のおおよその速さを想像するようにしています。
でも正直に言うと昨日は下の潮の速さや真鯛の活性等で流すコースを決めれませんでした・・・・。
3回目の流しでは10m以上浅いところから流し、釣り辛さはいくぶん解消されたものの、
その後の他船との情報交換でその水深では期待が薄い・・・・。
なんといっても魚探に反応が出なかったので、真鯛が2枚釣れた周辺を攻めるに留まってしまいました。
昼前くらいから潮が変わり釣果が伸びた船が多数あったようですが、
その頃にはすでに権現崎を離れていたのでタイミングが合わなかったのが残念でした・・・・。
話を元に戻し、おことわりしておきます。
上の話で疑問点が出てきませんか?
「表層の潮って海面から何メートル下まで?」とか「下の潮って水深何メートルから?」とか。
まあ、そんなことはわかりません。(笑)
感覚的なものですので。
ただ言えることは、潮の速さの判断はGPSを見ている人にしか判断できないだろうということです。
なので、気軽に聞いてくださいね、「潮はどう?」って。
魚探では魚の有無と活性、GPSでは潮按配を常に考えていますので。
シーアンカーを入れた流し釣りのときでもボケ~っとしていることはないはずです、きっと。(笑)
船釣りで仕掛けを降ろすと、ラインが斜めになりまくって釣り辛いときがある。
ジグやカブラなどの巻き物では、最初からもしくは1回目のリトリーブの後のフォールでボトムが取れないことがある。
とても釣り辛い状況だ。
その原因として「潮が速いから」と言う声が多々聞こえるが、このことが以前から疑問だった。
昨日の権現崎もまさしく釣り辛い状況だった。
最初の流しのときの船が流れる速さは1.5~2ノット。
けっして遅いわけではないが、極端に速かったわけでもない。
では、なぜ釣り辛かったのか?
それは、船の流され方にあると考えています。
船が流される大きな要因は『表層の潮の流れ』と『風』。
では、『風』の影響を無視して『表層の潮の流れ』だけで考えてみます。
船が『表層の潮の流れ』に乗って流されているとき、次の3通りの場面をどのように考えますか?
①ラインは船の進行方向と逆側に斜めになっている
②ラインはほぼ垂直になっている
③ラインは船の進行方向に斜めになっている
特に②が考えやすいでしょうか?
②の場合、「潮が動いていない」と思いますか?
このとき船が流される速さが0ノットに近ければ「潮は動いていない」と判断できますが、
仮に1.5ノットで流されていればどうでしょうか?
ジグやカブラ、そしてラインも潮に流されます。
であれば、②の場合は、表層の潮の速さと下の潮の速さが同じくらいだと考えられるでしょう。
③は表層の潮の速さより下の潮のほうが速いということになり、①はその逆になります。
原則として、摩擦の関係で、ボトム付近の潮は表層の潮より遅いですから、
①の場面が最も多くなるはずです。
次に『表層の潮の流れ』を無視して『風』だけで考えてみます。
これは単純明快で、船が風に流されればラインは船の進行方向と逆側に斜めになります。
上の①です。
風が強いときシーアンカーを入れるのは、風で流される速さにブレーキをかけるためです。
ちなみにシーアンカーやスカンパーを使えば、船首が風上になるので、ラインは船首方向に斜めになります。
実際の海の上では『表層の潮の流れ』と『風』の両方の影響を受けます。
たまにありますが、風が強いのにシーアンカーを入れている船が風に向かって進んでいくことがあります。
こんな場面は、風の力より表層の潮の流れの力のほうが強いときです。
昨日の権現崎では、船を立てたときもありますが、シーアンカーを入れて流したほうが多いです。
表層の潮の流れる方向と風の方向が同じような感じだったので、船は両方の影響をもろに受けました。
で、ラインは船首方向に斜めになりまくり・・・・。
前述のように最初の流しでは、船が流される速さは1.5~2ノット。
であれば、下の潮は表層の潮に比べて極端に動いていなかったと考えられると思います。
なので、成栄丸は、昨日の釣り辛い原因は「潮が速かったから」ではなく
「船が流される速さより、下の潮が極端に遅いor動いていないor逆だったから」と考えています。
ちなみに2回目の流しでは、船の流される角度が沖側に変わり、速さも2ノット以上になったので、
より一層釣り辛くなってしまっていました・・・・。
魚の活性は、その魚がいるレンジの潮の速さの影響が大きいはずです。
成栄丸は、船の流され方とラインの出方から、下の潮のおおよその速さを想像するようにしています。
でも正直に言うと昨日は下の潮の速さや真鯛の活性等で流すコースを決めれませんでした・・・・。
3回目の流しでは10m以上浅いところから流し、釣り辛さはいくぶん解消されたものの、
その後の他船との情報交換でその水深では期待が薄い・・・・。
なんといっても魚探に反応が出なかったので、真鯛が2枚釣れた周辺を攻めるに留まってしまいました。
昼前くらいから潮が変わり釣果が伸びた船が多数あったようですが、
その頃にはすでに権現崎を離れていたのでタイミングが合わなかったのが残念でした・・・・。
話を元に戻し、おことわりしておきます。
上の話で疑問点が出てきませんか?
「表層の潮って海面から何メートル下まで?」とか「下の潮って水深何メートルから?」とか。
まあ、そんなことはわかりません。(笑)
感覚的なものですので。
ただ言えることは、潮の速さの判断はGPSを見ている人にしか判断できないだろうということです。
なので、気軽に聞いてくださいね、「潮はどう?」って。
魚探では魚の有無と活性、GPSでは潮按配を常に考えていますので。
シーアンカーを入れた流し釣りのときでもボケ~っとしていることはないはずです、きっと。(笑)
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