真鯛の捕食と合わせについて [真鯛]
【2012.05.10】
数日前、たまたまYahoo知恵袋で、鯛ラバの質問を目にしました。
それに対するほぼ全員の答えが「あたりがあってもネクタイをかじっているだけだから合わせない」。
また、合わせに関しては「向こう合わせだから入れない」または「持ち上げる程度」とありました。
ま、メディア等で知る基本通りですね。(笑)
でも、なんか違うよな~、足りないよな~と思い、またまた考えた(妄想した)ことを書いてみようと思います。
真鯛の捕食について
私はほぼジグと鯛ラバしか使いませんので、これらに限定した話になります。
また、真鯛がジグや鯛ラバの後方から追ってきた場合の話です。
ロッドティップが十分に曲がらないバイト、重さを十分に感じないバイトのとき、
真鯛は「鯛ラバのネクタイをかじっているだけ」というのは本当にそうなのでしょうか?
そういうこともあるけど、それだけでは説明しきれない場面があります。
私の真鯛釣りのスタートはブラー+イソメでした。
その当時何回かありましたが、ヒットしなかったリグを回収するとブラーに歯型がついていることがありました。
また、鯛ラバのときガツガツっというバイトを感じることがありますが、
ネクタイをかじっているだけでそういうバイトを感じるものでしょうか?
いくら高感度のロッド、高感度のラインを使ったとしても、柔らかいネクタイをカジカジしているだけで、
ガツガツと明確なバイトが伝わってくるとは考えられません。
ビヨ~ンみたいなバイトだったらわかるけど。(笑)
真鯛の歯から想像してみました。
真鯛のブツ持ち画像を撮るとき、バス持ちをする人はいませんよね。(笑)
真鯛は立派な歯を持っています。
その歯は固いもの(貝など?)を砕くのには適しているかもしれませんが、
フグやサメのように噛み切るのには適していないだろうと思います。
だとすると、真鯛は小魚などを捕食するとき、噛み切ろうとはせずに、飲み込もうとするか、
食いついて捕えて獲物の動きを止めてから口の中に運ぶのではないでしょうか?
であれば、食い気のある真鯛はより確実な方法で獲物を獲ろうとするはずです。
鯛ラバを使っているときのガツガツというバイトはヘッドに食いついていると思います。
であれば、ネクタイのないジグで同じようなバイトを感じることも納得できます。
ブラーに歯型がついていたことも納得できます。
昨年の初期はジグをメインに使っていました。
そのときから疑問に思っていたことがありましたが、上記のように考えればこれまた納得です。
私がジグを使うときはシングルのテールフックにアシストフック2本ですが、
アシストフックへのヒット率が断然に高いのです。
真鯛を10匹釣れば、アシストフックへのヒットはおそらく8~10匹だろうと思います。
青物も含めてよく聞くのは、目のほうから食いつくからアシストフックにヒットするということですが、
後方から追っている真鯛がわざわざ回り込んで目のほうから食いつくとは考えづらいです。
真鯛はジグを飲み込む、もしくはアシストフックが口に入る位置まで食いつく、
だから合わせたときに口に最も近いアシストフックにヒットすると考えるのが合理的なのでは?
ロッドティップが十分に曲がらない、重さを十分に感じないのは、
真鯛が仕掛けに食いついているけど、仕掛けとほぼ同じ速さで真鯛も一緒に上方へ移動しているからでしょう。
真鯛のその上方への移動の速さが遅くなったとき、もしくは上方への移動を止めたとき、
ロッドティップが十分に曲がったり、重さを十分に感じるのだろうと思います。
真鯛が警戒しているとかなんらかの理由で「ネクタイをかじっているだけ」という場面もあると思いますが、
多くの場合、鯛ラバのヘッドやジグのアシストフックの位置まで食いついているのではないでしょうか?
合わせについて
私は必ず合わせを入れます。
それは単純にエサ釣りではない疑似餌釣りでは合わせを入れるべきだと思っているからです。
合わせを入れて重さが乗れば気持ちがいいし!(笑)
鯛ラバやジグを食べ物と思い、大きく方向を変えてくれれば向こう合わせでヒットするでしょう。
しかし鯛ラバもジグも真鯛からすればしょせん偽物ですから、
食べ物ではないとわかれば口の外に出そうとするはずです。
そうなる前にしっかりとフッキングさせるために合わせは絶対に必要になります。
逆に活性が高く鯛ラバやジグを丸飲みしていることもあるかもしれません。
であれば、ラインは真鯛の歯の間から出ていることになり、擦れて切れてしまうでしょう。
そうなる前に鯛ラバやジグを口の外に出すという意識で合わせを入れることもあります。
合わせを入れるタイミングは、セオリー通り「ロッドティップが十分に曲がった」「重さを十分に感じた」ときでいいと思います。
もし上記の捕食の通りだったら、真鯛は鯛ラバやジグを追うのを止めている、つまり口の中にリグが入っているからです。
このセオリー通りではない場面も考えられます。
真鯛の活性が低いと判断できる時間帯に、手元に伝わる感触からフックの位置まで食いついていると
感じることができたら一発勝負で合わせを入れてみるのもアリだろうと思います。
こんな場面でヒットさせれば超快感です!(笑)
あ、でも、これをやってヒットしなかったとき私のせいにしないでくださいね。(笑)
それぞれの自己責任ということでお願いします。
ついでに・・・・
昨年ブログで書いたことですが、もう一度。
合わせを入れたけどヒットしなかったときのことです。
水中にある鯛ラバやジグが続けて泳ぐことを意識しながら、ロッドを下げリトリーブを続けてみましょう。
活性が高い真鯛なら再び追ってくる可能性は低くありません。
もしくは、近くにいた別の真鯛が追ってくるかもしれません。
例えば、水深60mで真鯛の反応が水深40mにあると船長が言っていたとします。
で、その反応より5m上、つまり水深35mで合わせたけどヒットしなかったとします。
こんなときはまだまだチャンスはあります。
反応より10m上、つまり水深30mまでに再びバイトする可能性はけっして低くないはずです。
反応より15m上になると可能性はかなり落ちますが、でも少しは残っているかな?
反応より20m上だと極稀にバイトがある程度まで落ちますけどね。
船の下にいる群れの大きさや追ってきた真鯛の数で状況はまったく違いますが、
合わせが空振りでも、その後にまだチャンスが残っていると思っていたほうがいいと思います。
数日前、たまたまYahoo知恵袋で、鯛ラバの質問を目にしました。
それに対するほぼ全員の答えが「あたりがあってもネクタイをかじっているだけだから合わせない」。
また、合わせに関しては「向こう合わせだから入れない」または「持ち上げる程度」とありました。
ま、メディア等で知る基本通りですね。(笑)
でも、なんか違うよな~、足りないよな~と思い、またまた考えた(妄想した)ことを書いてみようと思います。
真鯛の捕食について
私はほぼジグと鯛ラバしか使いませんので、これらに限定した話になります。
また、真鯛がジグや鯛ラバの後方から追ってきた場合の話です。
ロッドティップが十分に曲がらないバイト、重さを十分に感じないバイトのとき、
真鯛は「鯛ラバのネクタイをかじっているだけ」というのは本当にそうなのでしょうか?
そういうこともあるけど、それだけでは説明しきれない場面があります。
私の真鯛釣りのスタートはブラー+イソメでした。
その当時何回かありましたが、ヒットしなかったリグを回収するとブラーに歯型がついていることがありました。
また、鯛ラバのときガツガツっというバイトを感じることがありますが、
ネクタイをかじっているだけでそういうバイトを感じるものでしょうか?
いくら高感度のロッド、高感度のラインを使ったとしても、柔らかいネクタイをカジカジしているだけで、
ガツガツと明確なバイトが伝わってくるとは考えられません。
ビヨ~ンみたいなバイトだったらわかるけど。(笑)
真鯛の歯から想像してみました。
真鯛のブツ持ち画像を撮るとき、バス持ちをする人はいませんよね。(笑)
真鯛は立派な歯を持っています。
その歯は固いもの(貝など?)を砕くのには適しているかもしれませんが、
フグやサメのように噛み切るのには適していないだろうと思います。
だとすると、真鯛は小魚などを捕食するとき、噛み切ろうとはせずに、飲み込もうとするか、
食いついて捕えて獲物の動きを止めてから口の中に運ぶのではないでしょうか?
であれば、食い気のある真鯛はより確実な方法で獲物を獲ろうとするはずです。
鯛ラバを使っているときのガツガツというバイトはヘッドに食いついていると思います。
であれば、ネクタイのないジグで同じようなバイトを感じることも納得できます。
ブラーに歯型がついていたことも納得できます。
昨年の初期はジグをメインに使っていました。
そのときから疑問に思っていたことがありましたが、上記のように考えればこれまた納得です。
私がジグを使うときはシングルのテールフックにアシストフック2本ですが、
アシストフックへのヒット率が断然に高いのです。
真鯛を10匹釣れば、アシストフックへのヒットはおそらく8~10匹だろうと思います。
青物も含めてよく聞くのは、目のほうから食いつくからアシストフックにヒットするということですが、
後方から追っている真鯛がわざわざ回り込んで目のほうから食いつくとは考えづらいです。
真鯛はジグを飲み込む、もしくはアシストフックが口に入る位置まで食いつく、
だから合わせたときに口に最も近いアシストフックにヒットすると考えるのが合理的なのでは?
ロッドティップが十分に曲がらない、重さを十分に感じないのは、
真鯛が仕掛けに食いついているけど、仕掛けとほぼ同じ速さで真鯛も一緒に上方へ移動しているからでしょう。
真鯛のその上方への移動の速さが遅くなったとき、もしくは上方への移動を止めたとき、
ロッドティップが十分に曲がったり、重さを十分に感じるのだろうと思います。
真鯛が警戒しているとかなんらかの理由で「ネクタイをかじっているだけ」という場面もあると思いますが、
多くの場合、鯛ラバのヘッドやジグのアシストフックの位置まで食いついているのではないでしょうか?
合わせについて
私は必ず合わせを入れます。
それは単純にエサ釣りではない疑似餌釣りでは合わせを入れるべきだと思っているからです。
合わせを入れて重さが乗れば気持ちがいいし!(笑)
鯛ラバやジグを食べ物と思い、大きく方向を変えてくれれば向こう合わせでヒットするでしょう。
しかし鯛ラバもジグも真鯛からすればしょせん偽物ですから、
食べ物ではないとわかれば口の外に出そうとするはずです。
そうなる前にしっかりとフッキングさせるために合わせは絶対に必要になります。
逆に活性が高く鯛ラバやジグを丸飲みしていることもあるかもしれません。
であれば、ラインは真鯛の歯の間から出ていることになり、擦れて切れてしまうでしょう。
そうなる前に鯛ラバやジグを口の外に出すという意識で合わせを入れることもあります。
合わせを入れるタイミングは、セオリー通り「ロッドティップが十分に曲がった」「重さを十分に感じた」ときでいいと思います。
もし上記の捕食の通りだったら、真鯛は鯛ラバやジグを追うのを止めている、つまり口の中にリグが入っているからです。
このセオリー通りではない場面も考えられます。
真鯛の活性が低いと判断できる時間帯に、手元に伝わる感触からフックの位置まで食いついていると
感じることができたら一発勝負で合わせを入れてみるのもアリだろうと思います。
こんな場面でヒットさせれば超快感です!(笑)
あ、でも、これをやってヒットしなかったとき私のせいにしないでくださいね。(笑)
それぞれの自己責任ということでお願いします。
ついでに・・・・
昨年ブログで書いたことですが、もう一度。
合わせを入れたけどヒットしなかったときのことです。
水中にある鯛ラバやジグが続けて泳ぐことを意識しながら、ロッドを下げリトリーブを続けてみましょう。
活性が高い真鯛なら再び追ってくる可能性は低くありません。
もしくは、近くにいた別の真鯛が追ってくるかもしれません。
例えば、水深60mで真鯛の反応が水深40mにあると船長が言っていたとします。
で、その反応より5m上、つまり水深35mで合わせたけどヒットしなかったとします。
こんなときはまだまだチャンスはあります。
反応より10m上、つまり水深30mまでに再びバイトする可能性はけっして低くないはずです。
反応より15m上になると可能性はかなり落ちますが、でも少しは残っているかな?
反応より20m上だと極稀にバイトがある程度まで落ちますけどね。
船の下にいる群れの大きさや追ってきた真鯛の数で状況はまったく違いますが、
合わせが空振りでも、その後にまだチャンスが残っていると思っていたほうがいいと思います。
そういえば。
以前知り合いが、カブラの頭にアシストつけると、ヒット率が格段に上がったって言ってました。
私もやってみましたが、あまりにもラインとのトラブルが多くやめてしまいましたが、それが克服できればけっこうな武器になるかも?
by 杉山 (2012-05-10 09:16)
『ビヨ~ンみたいなバイト』 笑っちゃいましたよ、ネクタイかじかじ、スカートかじかじなら確かにそんなアタリかなぁ、って(爆)
ワタシも他の釣り同様、合わせは必要だと思います。
ガツンと1発で持ってかれても入れます(笑)
合わせが決まった時は 『釣れた』 じゃなくて 『釣った』 気がして快感です(笑)
by joe (2012-05-10 13:11)
>杉山さん
カブラにアシストはテーリングが問題ですよね~。
私もカブラを使い始めた頃、システムの都合上カブラには常にアシストがありました。下手すりゃフォールの度にテーリング・・・・。
それでは釣りになりませんね・・・・。
ぜひ、カブラのアシストを開発してください!
そして、上手くいったら私にだけこっそり教えてください!(笑)
>joeさん
このたびはまたまたご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした・・・・。<(_ _)>
『ビヨ~ン』は適切な表現ではないかもしれませんが、合わせを入れれないショートバイトはこの『ビヨ~ン』かもしれませんね。(笑)
シーバスのとき、「コツ」ではなく「コ」っていうバイトに合わせてロッドが弓なりになったのはホントに快感でした。
合わせはフッキングをより確実にするほかに、釣り人に快感を与える大切な動作だと改めて知ることができました~(笑)
by tomy (2012-05-10 15:10)
自分も合わせは入れる派です
特にフロロだと入れた方が良い気がしますけど
ちなみにカブラのフックを長めに作った事があるんですが、長めに作るとフッキング率が上がります(自分はそう感じました)
しかしネクタイに絡む率もかなり上がるので、結局普通の長さに戻しました(笑)
by としけん (2012-05-10 21:59)
春のこの時期、カブラでマダイ釣りして思うのは
まずカブラ本体をくわえ徐々にネクタイへ移動する感じなんですかね。
ネクタイごと丸呑みだと即、針がかりしてもおかしくないのに
掛かってないのですから・・・
この前なんか釣り上げてその後よく見たらスナップ壊れてました。
メタルジグのアイ側に掛かってくる確立とも関係ありそうですね。
PE使用な、おらは前あたりから徐々に巻いてもハンドルだけ空回りしその後に反転するまでの過程が堪りません。
フッキングは竿を起こす程度です。
by かんず (2012-05-11 09:08)
>としけんさん
いただいたコメントも含めて改めて考えましたが、やはり合わせは絶対に必要ですね。
意識の持ち方は「より確実にフッキングさせる!」だと思うので、PEよりフロロのほうが強烈に入れる必要がありそうです。
私はカブラのフックのラインの長さはあまりに気にしていませんでした。
おそらくメーカーさんがテストを繰り返しているばずですからそれを信用するということもありますし、それほど重要度を感じていないので考えるのが面倒っていう感じです。(笑)
by tomy (2012-05-11 09:11)
>かんずさん
ご予約、コメント、ありがとうございます!
カブラ本体からネクタイへ・・・・これは感じたことも考えたこともありませんでした。球形に近い本体の歯が当たった部分によって、滑るようにネクタイのほうにいくことはあるかもしれませんね。
フックを含むネクタイ部分をかじっているだけではフッキングはしていないはずです。ネクタイ部分が口から出るときにフッキングしますから、真鯛が方向を変えれば向こう合わせになるからいいのですが、同じ方向に泳いでいれば強めの合わせが必要だと思います。
先日私もスナップをやられました。カブラをほぼ丸飲みにし、歯がたまたまスナップに当たったのかな?と思っています。
合わせの入れる力はPEとフロロでは全然違うはずです。要はフッキングさせればいいわけですから、PEなら持ち上げる程度でも十分だろうと思います。私はフロロメインなので、巻き合わせで海面に入ったティップをこれ以上無理というところまで思いっきりジャークしています。(笑)
by tomy (2012-05-11 09:35)